推し香水を選んできた話

ついに神原駿河さんの香水が出ます!! えっ夢……!?

 

夢じゃねえ!!
香水のこと詳しくないですが好きなので(でも俗に言う恋って大概こういう状態だと思う)この時からずっと密かに待っていたのでもう本当に本当に嬉しいです。ありがとうございますフェアリーテイルさん。予約しました。

トップがアプリコット、マンダリン、パイナップル、グレープフルーツ……と手持ちの香水と全然被らないので、どんな匂いがやってくるのか分かりませんがどんな手を使ってでも絶対に似合う女になることを誓った。

個人エピソードに「花」物語とか冠している女だから、フローラル系メインかと勝手に思って(既存のブランドから勝手に彼女を見出してオードパルファム買って)いたので、こうも果実系を全面に押し出されると意外で嬉しくなっちゃうな。つまり私からは見え辛い彼女の魅力が、改めて見えるようになるということだから。

 

そんな訳で神原は9月の下旬以降にやって来るらしいですがそれはそれとして、推し香水欲しい~!! のパッションが最大級に膨れた最中にあまのさんから素敵体験にお誘い頂き、60種類以上の香りから重ね付けをして、オリジナルの香りを作れるお店FINCAさんに行ってきました。

神原とは違う世界の推しの男(以下、好きぴ)のことを考えながら作ったよ!

ちなみに、FINCAさんで作る推し香水は、既存のキャラクターや実在の人物の名前をスタッフさんに伝えて作って貰う訳ではなく、あくまで自分の中の推しのイメージのみを伝えて、イメージに合った香りを選んで貰う、というやり方です。なので創作の側面が強いかな。今回は私から見た彼の魅力を再確認しようという心づもりです。

 

創香を始める前に記入するインタビューシートにはこんなことを書いた。
・男性、20代前半
・職業:貴族、騎士
・イメージカラー:オレンジ(アプリコット寄り)、エメラルドグリーン
・女好き
・仲間想い、グループの中では兄貴分
・なんでもそつなくこなす
・紅茶(ベルガモットの香り)が好き

するとスタッフさん、どうやら貴族のところが印象深かったらしく、「華やかな感じですか?」というような流れに。順応早いですね。私は私でいきなり貴族って書いたら困らせるかな~とか構えていたのだが、好きぴが背負っている闇の部分は全て貴族であることに起因しているので、避けられず書きました。紅茶が好きって書いたのも一因かもしれないけど、うーん、でも……貴族で連想されそうなイメージ(ベルばらとか?)とは違うんだよな……。

「あんまり華やかじゃないです」

 

(今、好きぴに対して何気にひどいこと言ったかもしれない)
「世界観とか教えて貰えますか?」
「えっと、ちょっとファンタジー入った中世的な感じで……戦争とかもあるんですけど……(ここで言葉を濁した所為でなんだか未亡人めいてくる)」
「なるほど~。魔法とかはあります?」
「(一応魔法才能あったけど、使わない時もあるしな……)あることにはありますが、そんなに重要視しなくて良いかなって思います」

こんな風にがっつり聞いて貰えるので嬉し恥ずかしです。私のようなシャイなオタクは事前に他の方のレビューを読み込んで、どんな質問が飛んでくるかシミュレートしておくと良いかも。

「仲間から見て彼はどんな印象ですか?」
「女好きな面がどうしても前に出てくるので、しょうがない奴だなーって思われてますかね……長く付き合っていくと、良い奴だなってなるというか(しどろもどろ)」
「(シートを更に読み込んで)あー、なんでもそつなくこなせる……天才肌な感じですか?」
「そうですね……、その所為で人から妬まれたり……とかもありますね(……これどこまで暗い話して良いんだろう)」
「色気とかあります?」
「あります!!」
「彼の体格は?」
「えっと……(咄嗟に浮かんだ細マッチョという言葉を使いたくなくて熟考)」

いや、マッチョと細マッチョ、一文字付けるだけで全くイメージが変わるだろうことは分かるのだが、そもそもマッチョという言葉のイメージが強い気がして使いたくない……。ちょっと違うんだよね、好きぴ確か体を鍛える系の訓練とか嫌いでしょ? あと、人に説明する時って基準を目の前にいる人もしくは自分にしがち、かつ好きぴはどう考えても自分よりでかいので危うく「でかいです!」と言いかけるが、好きぴと同じ世界に生きる人の中に好きぴよりでかい人がいることを思い出し、

「……背は高いんですけど、そこまでがっしりしている訳ではなくて」

とか答えた。キャラクターの特徴って本人の持っているものだけでなく、周りにいる人間にも影響されるよな……という気付き。

 

「彼のどんなところが好きですか? 全部好きだとは思うんですけど、特に好きなところとか」
(配慮がすごくやさしい)

しかし、ここで一番悩む。勿論スタッフさんが仰る通り全部が好きで、ツイッターでの私は彼の重くてくらーい側面ばかりを話しがちだけど、でも彼が井戸に突き落とされるような幼少期を過ごしたこととか、自分が持てなかった人生を持つ人に愛憎を抱いたこととか、敬愛する人と自国での立場で板挟みになったこととか、本気で好きになった人の前でだけしか不器用で弱いところを見せられないこととか、あえて一番に挙げるなら……? と考えた末、

「暗い過去がありつつも、それを表に出さないで仲間に優しくできるところです!」

と答えました。この結論出してから気付いたんですが、そういえば私、神原の香水の説明文も「他人想いの優しい性格」のところが一番嬉しかったんだよな……と膝を打ちました。

 

かようなカウンセリングを経て、5~6パターンほど創香して頂く。こんなに推しの話を聞いて貰って、そしてそのイメージを香りで起こして貰えるなんて、これ以上の体験他になくない?

1つ目の香りはやはりというか、どこか貴族みが強い華やかな香りだったのですが、2つ目に嗅いだ香りに「あっ……!」となりました。そう、なんかこの……セクシーで惹きつけられる感じに好きぴの名残がある……! 3つ目は、20代前半のフレッシュな感じを前に出したものだったのですが、2つ目の方が近かったのでそこから細かい調整に入りました。
この時点で「若いっていうか、大学生みたいな感じです」「チャラいですか?」「チャラいです!」「戦場ではちゃんと鎧を着るんですけど、私服は着崩してます」「華やかさというよりは暗い面がある方が近い気がします」「こっちの、冷たい感じよりは熱い感じで……」と全く香水関係ない語彙になってくるのですが、それを汲んで近付けてくれるスタッフさんが凄い。

スタッフさんの天才的な腕のおかげで2つに絞るところまではすんなり進んだのですが、結局最後はスタッフさんに頼れない自分の解釈と個人的な嗜好との戦いで苦しむことに。
普段使っている香水の系統はこっち(フローラル系)なんだけど、こっち(スパイス系)の熱を感じる香りの方が彼っぽい気がする……好きぴってこんなに熱い男だったんだ……。でもフローラル系もスタッフさんが言うような若々しさを感じるし……いや、馴染みのある匂いに彼を見出したいだけなのでは……?
この取捨選択の作業、二次創作小説を詰めている時の感覚に似ている。結局、相手のことをどこまで見えているかが大きいかもしれない。

 

選び終わったら写真も撮らせて貰える。
偶然にも選んだ2種類のラベルのどちらにもイメージカラーのオレンジが入っていて嬉しくなりました。あと、より要だった方の香りが「魔香使い」という名前で、別に要らないかな~と思っていた魔法才能がこっそり開花していて驚いた。ベルガモットもしっかり入ってます。

最後、スタッフさんが選んだ香りをメモしてくださったのだけれど、メモのタイトルが「お姉さんの彼の香り」になっており、言わずとも好きぴに対してそういう気持ちを抱いてることが察せられるくらいの語りっぷりだったんだろうなあ……と思いました。照れてしまう。

パルファムではなくオードトワレなので、香水初めての人でも比較的入りやすいんじゃないかと思います。いつか神原のことも想いながら作りたい。

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