イベントの延期やら本を作りましょう! の約束やらが重なった結果、気付けば向こう4ヶ月以内に5冊くらい新刊を出す予定になっている。どうしてこんなことに。しかしここで諦めるのも癪なので、ここは頑張るべきところだ。頑張ろうな。
そんな訳なので、出ることが決まったイベントと新刊についてちょっとだけ書かせてください。
10/11(日)COMIC CITY SPARK15 内で開催される日輪鬼譚10に参加します。
西2 O41a「jk’in」でスペース頂いております。
竈門炭治郎×我妻善逸の小説本です。
期間限定で本文公開中です。
前回の本と同じようにA面とB面があります。
A面:自分の気持ちが分からない善逸が炭治郎に縋り付く話(原作軸)
B面:自分の気持ちが分からない炭治郎が善逸と旅行に行く話(現パロ)
こんな感じです。2つの話に直接的な繋がりはありませんが、抱き合わせた1冊の中には同じテーマの話を収録しています。
そして鬼滅のイベントは初めてなので、どうぞお手柔らかにお願いします。というか物語以外のイベント初めてです。恐ろしい。
カップリングのプチオンリーも人生初です。初めてで、右も左もルールも分からなくて、うっかり参加表明し損ねたような気がします。自カプのオンリーなんてこの先あるかないか分からないのに、この痛恨のミスよ。
日輪10自体には私が座れるパイプ椅子がある筈なので、ご縁があった方は当日よろしくお願い致します。
他にも進めている本があるので、またご紹介兼自分用備忘録記事を書きたいところ。
それからちょっと話題は変わるんですけど、先日こんなことを呟きました。
たまに短編しか書けないことをコンプレックスに感じたりするのだけどみなさまその辺りはどう思いますか?どう捉えてるかまたはどうやって乗り越えてるかとかありますか?
— 92ka (@92ka_rlet) October 3, 2020
通りすがりの優しい方々がマシュマロで色々な意見を入れてくださったりして、ありがてえ……となったりもした。私のマシュマロ割と真面目というか、なんとなくものを作ってる側の人が入れてくださるのなんというか、大きな愛! って感じです。ありがとう。
pixiv側の定義によれば長編って80,000字以上のものを言うんですって。だとすれば私は長編を書いたことがない。
書けない理由はいくつかあるのだろうが、一番分かりやすいのは、そもそも長編小説を今まであまり読んでこなかったからだと思う。小学生時代は図書館でひたすら星新一を借りるような子供だった。どころか、当時小説が苦手だったのがなんとか読めるようになったきっかけのひとつが、星新一のショートショートだった。ショートショートはひとつのジャンルだと思っているので、まとめ系の文章とSSが一緒くたにされるのがどうにも受け入れられなくて、結果「SSって呼び方苦手」という最終アウトプットだけをTwitterで発信している人になっているのが少々悲しい。
幼少時、絵本は好きで沢山読んだ(読まされた)んだけど、その反動なのか自発的に文字を読む行為が一時期苦痛でしかなかった。今でも根っこにその気持ちが残っているから、本を読み始めるのにものすごく時間が掛かる時がままある……こうして書き出していて気が付いたが、恐らく読むことのコンプレックスもない交ぜになっちゃってますね?
そうして短編小説やオムニバスやアンソロジーに育てられた結果、私は短編を読むのも書くのも好きになれたからそれはそれで良いのだけど、ただ出来ないよりは出来るようになった方が人生がもっと楽しくなるだろうな、という漠然とした憧れがあるので、いつかは長編も書けるようになりたい。
個人的には、文章って読み手と書き手の間で如何に信頼を築けるかって点が大きいと(特に二次創作は顕著だと)思っているので、長編だと単純に接している時間が長くなる分、信頼を保つのがより難しいと感じる。クオリティの維持と言い換えても近いかも。洒落た言い方を選ぶなら、最後まで騙し切りたいし、読者としては最後まで騙されていたいんですよね。
勿論、推し作家に裏切られてうっかり情緒が死んでしまう感覚も格別なんだけれど、それは読み手として大事な部分を踏みにじられるのとは違うので。