雑記(2020年7月)

2020年7月を「自分の好きなことについて見詰め直す期間」に設定していたので(していたんです)、その経過を報告する記事に見せかけた、ただの日記です。

何故だか今年、色んな人と会う。
思えば年始からおかしかった。ほぼ初対面に近いフォロワーさんと安居酒屋で6時間ぶっ通しで飲んだり、コラボカフェで推しとマスカットゼリー&カルピスの親和性について想いを馳せたり、ほんのちょっと前まで生きてたロブスターを食べたり、作風が好きな同人作家さんと苦手なスリラー映画を観に行ったり(興味に勝てなかった)、鯨の小腸を食べに行きたいとごねたり、中目黒までカレー食べに行ったりしていた。食べてばっかりだ。
人間は思考をしているタイミングでペンを握っていることが多い、というのはいつだったかに聞いた面白い文房具の売り文句なのだけれど、同様に、人間は他人とコミュニケーションを図る為に飯食ってる節もあるよね。同人でごはんアンソロがよく企画されるのはこれが理由なんじゃないかと、個人的には思ってる。しかもさっき列挙したイベントは全部違う人とやってるし、漏れなく推しの話を聞いて感激して握手を求めた記憶がある。

飯以外にも色々した。人生で初めて猫をまともに触ったり、2.5次元舞台のライビュを見たりした。恐らくは怒涛の初体験が錯覚させてくれた幻覚だとは思うんですけど、大人と子供の差を人生経験の蓄積量で線引きするなら、なんかやっと自分は大人になってきた気すらする。自分以外の人はもっと早くにこういうことして人生を豊かにしているのかな。だとしたら凄いな。みんな花丸大バーゲンだな。

 

自分は昔から本当に友人が少なくて、マジで阿良々木くんを馬鹿に出来ないので、こうもいきなり色んな人と遊んで貰えてしまうと、なんだかいきなり違う世界線に来たような気すらする。
それで、多分違う世界線だったからだと思うんですけど、ラジオにも誘って頂けた。

雑記(ラジオ編)

リアルタイムでコミュニケーション能力が求められる体験がすごい苦手なんですけど(先述の怒涛の初体験は遊んでくださった方々の優しさで成り立っているのだ)、好きを語るラジオが滅茶苦茶好きだったから、頑張ることにしました。
あと、苦手だけどなんかやってみたいことって、あるじゃないですか。自分以外の人にはないかもしれない。とりあえず私にはある。
私は自分で書くものは割と好きなタイプだが、自分自身のことはそこまで好きじゃないので、向かい合うことが苦手です。だからたまには自分の好きなことを考えるのもやっておくか~ってなったのかな。

 

まあそんな感じで、良い機会だと思ったので、どうして私は神原駿河さんのこと好きなのかなって一ヶ月くらい考えた。というか本当に好きなの? 好きって何?
ある人に聞けば「それは恋だよ」って言われる。またある人に聞けば「好きかどうか考えてる時点で好きなんじゃないですか?」って言われる。またある人に聞けば「対象について考えている時間の長さじゃないですか?」と言われる。はあー、やべえな。みんな割と好きが何なのかちゃんと感じ取れているのだ。凄いことだ。花丸大バーゲン。
というかこんなに自分のことを主題にして質問する機会が中々ない所為か、訊くのちょっと恥ずかしかった。

まあこんなことを考えるのは珍しくないし、私以外の人もよく考えてることなんだと思います。社会性を持って生まれてしまった人類のテーマと言っても差し支えなかろう。でも私は知恵の実よりも生命の実が欲しかったけどな。シンエヴァ公開楽しみだね!!

また、人に訊くだけでもいられないので、手始めに自分の過去の同人誌をさっと読んでみる。在庫を整理して送料無料キャンペーンをやったのもその一環だった。
過去の本を見返していて思ったのだが、割と好きなことや趣味嗜好が変わっていて驚いた。ずっと同じキャラが好きで、ずっと同じ話ばかりしていた気でいたのに、昔の自分が書いた文章って限りなく解釈が近い他人が書いた文章という感覚がある……が、読みながら解釈の一致イコール好き!! にならない辺り、一応自意識は残っているような気はする。
このままずっと同じ場所で足踏みすることしか出来ないのかと思っていたけど、存外そんなことはなくって、前に進んではいないかもしれんが、このまま同じ緯度経度で地球の深部に向かって降下していくのかもしれない。
ただ、嗜好は変わったけど、嗜癖はそこまで変わってないっぽいね?

ここから遠慮なく自賛が始まります。この辺りとか好きだよ。

8月のアンドゥイエット

この辺りも好きだよ。

Rainy

ナースパブパロ思いの外真面目に書いてて吃驚した。これも3年越しに書いたけど、開始と終了で考えてたこと違った気がする。

うちのナースはおさわり禁止3

 

そんなことをしながら一ヶ月過ごした結果、2020年7月の自分とそれ以前の自分、そこまでやっていることや考えていることに差異はないのではないか? という見解を得た。つまるところ、好きなものについて考えること自体は、昔から割とやってることだったわ。

ずっと同じことを考え続けているからこそ、変わってしまうのかな。だとしたらなんだかアイロニカルな気がするけど、結局人の気持ちってそのまま保存しておくことって出来ないんですよね。ブログさえ正直に書けないのだからそれは仕方がない。
でもだからこそ、2020年の諸々の初体験の「初」の部分に価値が生まれるし、私は何度だって神原駿河に初めての恋がしたい。

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